フォッシルワールドへようこそ!

 人類が誕生するはるか昔の地球には、どんな生物が、どんなふうに生きていたのでしょう。それを教えてくれるのが化石です。化石は自分の生活していた頃の記憶をしるしていて、その情報量は驚くばかりです。そして、人間がその情報を読みとるのを待っているのです。さあ、あなたも一緒に、地球の謎を解く旅に出かけてみましょう。

地球誕生から46億年のはるかな時の旅へ

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 一歩足を踏み入れると、目の前では2頭の恐竜が闘っている!その迫力にびっくりしながら、ふと横の壁に目を移すと、大きくてやさしそうなクジラの姿が...。
 ここフォッシルワールドでは、最古の生物からつくられたストロマトライトから三葉虫のいた「古生代」、アンモナイトや恐竜が繁栄した「中生代」、そして人類の誕生した「新生代」までの化石を時代ごとに展示しています。また「魚類の進化」や「生きている化石」など化石をテーマごとにとらえて展示したコーナーもあります。
 想像力がひろがるフォッシルワールドを自由に旅してください。

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地球の歴史と進化を知ろう ~地球の歴史と生命たち~

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 地球が誕生して約46億年が過ぎ、これまでいろいろな種類の生物があらわれました。それらの生物は化石となって、今私たちの目の前にあります。
 三葉虫や恐竜・哺乳類など、生物は時代とともにあらゆるところに生活を広げ、進化したり、時には絶滅の道をたどったりもしました。「地球の歴史と生物たち」では、生物の誕生から現在に至るまでを、古生代・中生代・新生代という大きな時代に分けて紹介します。
中央にはジュラ紀の肉食恐竜「アロサウルス」と植物食恐竜「カンプトサウルス」の復元骨格があり、アロサウルスがカンプトサウルスに襲いかかっている姿に組み立てられています。

珍しい化石・美しい化石 ~テーマ展示~

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 化石は言葉を話しませんが、私たちは化石からいろいろなことを知ることができます。ここでは化石について、さまざまなテーマからみてみましょう。
 テーマは生痕化石・三葉虫・アンモナイト・魚類の進化・植物化石・生きている化石・歯と食性・小さな化石の8つに分かれています。
 それぞれのテーマごとに、その化石の特徴や生活の仕方、進化などをくわしく紹介します。

信州新町が海だった頃をのぞいてみよう! ~北部フォッサマグナ地域の化石~

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 いろいろな時代の化石を見た後に、信州新町に目を向けてください。
 ここ信州新町でも化石がたくさん産出しています。約500~400万年前、このあたりがまだ海の底だった頃に海のなかを悠々と泳いでいたシンシュウセミクジラ、海岸で繁殖したセイウチの仲間であるオントケトゥス、海の底に生息した耳の大きなナガノホタテや、シガラミサルボウ、クサビガタオオノガイなどが化石として見つかっています。
 ここでは、フォッサマグナの北部に位置する信州新町周辺の当時の様子について紹介します。

LinkIcon信州新町周辺から見つかる化石   LinkIcon博物館に所蔵する長野県天然記念物