寿子の子育て日記より

         1998年 娘12歳(中1) 息子10歳(小5)

 

☆娘 中学生になる

 娘は、4月から、中学生になりました。部活は、バスケットに入り、1学期は、朝7時までに部活に行くと仲間とはりきっていました。(朝練は、自由参加7時30分よりが決まり。2学期から緊張もとけゆっくりとなる。)帰宅後も友達と、電話で毎日連絡をとり、それはそれは楽しそうに話しています。母親の入る隙間はなさそうです。「ねえ、どうしていけないの。」「お母さん、他のお母さんと違う!」などなど平行線の会話も続きます。中学生、特に中学2年生が大変だと聞いてはいたのですが、大人への脱皮が始まり、母親も娘の気持ちを理解するのに、戸惑いを感じています。けれどこれが思春期なのだと、今まで素直で扱いやすかった娘の心を見てやれなかったという反省もあり、そのばんかいに遅ればせながら励んでいます。(母親も感情的になり失敗することも多いのですが。そんな時はご主人様にSOS。)水曜日の夜は、子どもを祖母に頼み教会に行くことが多いのですが、テスト前で娘が起きている時は特別おやつを買って帰り、お茶にします。喜んで食べている娘に『愛してるよ』心の中で呼びかけます。「お母さん今日大変だったんだよ。」なんて話しかけてもらうと嬉しくなる母親です。今までの成長過程で、たくさんの楽しみを娘をとおし神様からもらったのですから、今の時期を乗り切りたいと思います。

 『思春期は、毛虫が蝶になり飛び立つ楽しみな時期です。』と学びを受けた事がありますが、我が子を信じ楽しみに、時には言い合い、又、融合し、信頼しあえる関係を作りたいと願っています。U、お母さんはね、友達と話すように楽しくないかもしれないけど、やっぱりUが疲れたとき戻ってきていっしょに祈りたいなあ。     

 

☆7/11 買い物

 「友達と長野(市)へ買い物に行きたい。」とひんぱんに言うようになりました。「買う物の目的がないなら駄目。街の中をぶらぶらするのは、中学生では、早すぎる。」と、いっていたのですが、今回は、「臨海学校に持っていく鞄が欲しい。友達のお母さんが連れていってくれるから。」とのことでした。中3の修学旅行の時に買ってあげるから今回は、リュックかお父さんの鞄でがまんしなさいというが、買いたいと言う。

 結局、「中3になって、新しい鞄が欲しくてもがまんするから、今買って欲しい。」という娘の意志を認め、友人のお母さんに送迎していただき買う事になりました。娘は、母親の予算よりずっと安い鞄を見つけて、釣り銭といっしょに、見せてくれました。「まあまあいいね。」という親の判定です。父親の「Uは無駄使いする子じゃないから。」と言う父親の信頼に応えてくれました。

(その後2回、友達数人で買い物に長野市へ出かけました。学校では、友達同士で行くときは、届け出が必要です。自分のこ遣いの範囲で買い物する事と学校への届け出をする事を条件に許可しました。おこずかいがなくなるとはりきってお手伝いする娘です。)

 

☆息子 5年生になる

 息子は5年生になりました。中学生になった娘は、時間の管理は任され、夜寝る時間も、11時となったので、息子は「お姉ちゃんだけ、ずるい。」と言うことで、目を離すと、ダラダラぎみになります。10時に寝るのが5分10分…遅くなり。1分1円の罰金制ですが、起きていたいようです。「Uが5年生の時は9時半には、寝てたんだからね。」と話すのですが。?。この間も「夜食に、たこ焼きあるよ。」と言う娘と母親の会話を聞いていた息子は、10時になつてもこたつから離れません。

母「もう、寝る時間でしょ。」

息子「ティーエーケーオーやきやき、ティーエーケーオー(TAKO)チャッチャッチャ」(そう言うと狸寝入りをしちゃいました。)

母「え、ティーエーケイオォ?たこ・やき?

  ぐはははは…。」

憐れみにより、息子も仲間に入れました。たこ焼きを食べるなり、「おやすみー。」ときげん良く2階に上がって行きました。息子、息子が寝てから美味しいものを息子抜きで食べることはめったにないので、早く寝ようね。もしあるとすれば、「U、2年生の頃お母さんは、Nしか好きじゃないと思った。」と言う、娘へのお詫びのしるしです。息子はずーと、お母さんの横にいたんだから。

 

☆10/ 祈り

 今年の夏は、息子にとって、痛みの夏でした。育成会のキャンプの飯ごう炊さんで、ちょっと火傷をしてしまい、通院を始めたのですが、8月3日病院が混んでいて帰宅が2時を過ぎてしまいました。「お昼は、カップラーメンでいいかぁ。!」となったのですが、なんとひっくり返して、ももを火傷してしまいました。シャワーの水で冷やしてから氷を当てて、またまた病院に大急ぎでした。8月20日の夏休み終わりまで毎日の通院となりました。こんな事故ははじめてなので、息子も母親も、ショックでした。けれどこのことをとおし、私たちが意識しなくても、日々神様の守りの内に生かされていることを息子といっしょに考える事が出来ました。息子も面倒がっていたお祈りもするようになりました。また、病院に毎日、大勢の患者さんがきておられ、病気の方々の痛みも、「たいへんだね。」と息子と見させていただきました。

 息子の宝物に誕生日プレゼントの聖書がなることを祈っています。

 

☆11/25 収穫祭

 5年生は、米作りの授業が有りました。今日は、収穫祭です。隣の畑で作った大豆やじゃがいもサツマイモも使って、餅つき、とんじる、おからいため、大学芋と、父兄もいっしょにお祝いさせてもらいました。おとうふは、昨日班ごとに作ったようです。2班毎にかたまって食事をしましたが、「僕たちの豆腐はむこうの皿だからね。切り方も味も違うんだから。」と、料理人のこだわりをみせました。栄養がごとんごとんと詰まっている、味わい深いお豆腐でした。美味しかったです。

 息子とは、調理分担が違ったのでいっしょに出来なくて残念だったけど、息子の友達と仕事をする事が出来、暖かな仲間と、学校生活を送っている事を肌で感じられ嬉しかったです。美味しいたくさんの物をいただいたり、嬉しいことが山ずみの1日だったけど、一番嬉しかったのは、息子の優しさを見たことです。食事は体育館だったのですが、今日は寒い日でした。息子が用意した敷物の上に2枚の布団を用意した母親でした。田圃をお借りしたりお世話いただいた方もお招きしてありましたが、その中のお1人が私たちのグループに来て下さいました。敷いていた布団をお使いいただくことにして、席に戻ってくると、息子が自分の布団を母親の席に敷いてくれてありました。「お母さんいっぱい着てるからN使って。」と言うと「いいよ、いいょ、お母さん使って。」と、ちょっと照れた表情で言ってくくれました。日頃、『さっさと勉強すませばいいのに。』なんて、いらいらしてたことが、小さくみえました。N、お母さんとっても嬉しかったよ。ありがとう。

 

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