寿子の育児記録より

                  1999 年 娘13歳(中2) 息子11歳(小6)

 

 

 年を増す程、1年の過ぎるのが早いと聞きますが、昨年は特に早く過ぎました。1月から息子の通う小学校の図書整理の仕事をいただきました。基本的には、週3日、1日4時間、年間540時間程ですが、前任者の方の時間が残っていたので、3学期はほぼ毎日行くことになりました。担当の先生にお聞きしたり、司書の友人に資料を借りたり、忙しい年の幕開けとなりました。

 結婚してから専業主婦であった時期が長かったので、ちょっと(だいぶ)緊張です。登校し2、3日たった頃、息子が言ってくれました。「お母さん、学校の事でわかんない事があったら僕にきいてね。」流石6年生。強い身方です。また、4月から2校あった小学校が統合となり、統合に伴う図書の受け入れ廃棄の仕事、8000冊あまりの蔵書の目録作成と、たくさんの仕事の山に仕事を消化出来るのかと元気をなくしていると、「お母さん、辞めるつもりじゃあるまい。お母さんにあってるよ。」と励ましてくれます。ありがとう、N。学校で会うとしらんぷりのシャイな息子ですが、家では沢山の慰めをもらいました。

 『きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。信仰の薄い人たち。(中略)だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。聖書マルコ6章30節33節』

 これから先のなすべき仕事に捕らわれるのではなく、今日1日の神様が用意してくださった仕事だけさせていただけるよう祈ることにしました。

 『あなたがたはこのおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから。(中略)主(神)はあなたとともにいる。聖書歴代誌20章15節』

 自分に頼るのでなく、共にいて下さる神様を見上げ仕事に出で行くことも、あらためて教えられました。(ing)

 昨年は、主人もわたしもそれぞれの仕事で子供はほったらかしだったので、今年は家族のための時間をしっかり持ちたいと思います。

娘:「お母さん、この頃、ちっとも手作りじゃないね。」

息子:「そうそう。」

娘:「わたし、手作りがいい。」

息子:「そうそう。」

母 :「ごめんね。」

 今年2000年は、こんな会話のない年にしたいと願っています。

 娘は、4月から中学3年になります。

 朝練は、この頃休み気味ですが、放課後は休まずやっています。スクールの降り口までは毎日迎えに行っています。会話は少なめ。2学期の終わりごろ、いつものように迎えの車中で、

母 :「U、休み明けのテスト勉強始めたの?」

娘:「わかってるよ。」

 不機嫌そうに言ったまま、何を話しかけても答えません。私も、今風に言うなら、「チョウ、ムカツク」気分で一言いいました。

母 :「U、お母さんは、Uの召使いじゃないんだからね。やってもらう事だけやってもらって返事をしないのは、良くないよ。」

娘:「はいはい、わかりましたー。」

と、不機嫌そう。やはり、子供と、心の通じないのは淋しいものです。けれど、家に帰って少ししてから、娘が「お母さんさっきね、今日テストの予定表なくして職員室に、コピーに行ったら、先生が『テスト勉強を、始めた人もまだの人もいるけど、もう、始めた方がいいぞ。』って言われた後だったから、あせってたんだよ。」と言いました。娘が、母親を無視したのでなく、理由があった事が分かり、安心しました。また私も、娘を勉強するように責めたのではなく、一週間程前の三者懇談の時、テスト範囲が明日ごろから配られるので始めるよう言われたので、聞いただけということを話しました。一言足りないばかりに、淋しい思いをしたり相手の事を悪く取ったり、毎日一緒にいる親子でも結構あるものだとあらためて知らされました。息子も、4月から中学生です。

娘との関係をステップに、言葉のキャッチボールに心がけたいと思います。

 

同じ年の息子のページに行く

同じ年の娘のページに行く

同じ年の量昭の子育て日記に行く

子育て日記のページに戻る

ホームへ戻る