長野県漬物協同組合

信州のお漬物・わさび漬

わさび漬のできるまで

曇野一帯では、夏になると、北アルプスの山々に降り積もった雪解け水の伏流水が、12度前後の清水となって湧き出してきます。この湧き水を利用して安曇野では優秀なわさびが生産されています。
安曇野わさびの栽培は、明治の初年頃始まったといわれています。昔、この一帯は梨の産地でしたが、地下水が高いため防除用の排水溝をつくり、その間にわさびを植えたところ、非常に良いわさびが育ったと伝えられています。

わさび畑の写真
わさび畑

安曇野のわさび漬は、自家用として消費するに過ぎなかったわさびを利用して、明治18年頃作られたと言われていますが、最初は甘酒等に混ぜて製造していました。その後、酒粕に漬けたところ非常に好評を博し、現在のわさび漬として今日まで続いています。安曇野のわさび漬は、わさびの根芋の部分だけを1.5~2センチのはす切りまたは短冊切りにして、熟成した酒粕に混ぜ合わせ漬け込みます。

わさびのカブの写真
わさびのカブ

わさび漬を食した時に、鼻にツーンとくる、涙がポロッと出る、その辛みはアリルイソチオシアネートという辛み成分が原因です。

わさび漬のおいしい食べ方

わさび漬とかまぼこの写真
わさび漬とかまぼこ

安曇野わさび漬は、ご飯の上にのせて、そのまま食しても大変美味しいですし、かまぼこ、ちくわにつけたり、信州野沢菜漬につけても大変美味しくいただけます。また、海苔に混ぜ合わせたり、納豆に混ぜ合わせても大変美味しくいただけます。

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