量昭の子育て日記

 

   1995年 娘9歳(小4) 息子7歳(小2)

    目次  思いやり券(6月)

        2度目の子供との約束  11/13

        11月 息子 ガラス割るぞ事件

 

 

思いやり券(6月)

 子供の兄弟げんかを聞いていると、ひどい言葉のやりとりで自分の主張を押し通そうとして、相手を非難する。何とか、相手の気持ちを思いやれるようになれないものかと、ただ嘆いていても仕方がないので、思いやり券を発行することにした。それは、下記のようなことが書いてある紙である。



  
  
  
  
 

      思(おも)いやり券(けん)
 この券は、思いやりのあることを
言ったりしたりした人がもらえます。
 この券一まいで、何でもすきな
ことが10分できます。
 






 

 この券は、そのような言動を見聞きしたら、すぐやることが秘訣である。そうでないと、取り返したくなってしまう出来事がすぐ起こる。

 やることをやってないと、次の日のテレビが禁止になる我が家では、ある程度効果的であったかとは思う。

この券が発行になった思いやりのある言動は、

息子

・お姉ちゃんの捜し物をしてくれた。

・お姉ちゃんにベルトを貸した。

・お姉ちゃんの荷物を持って上げた。

・娘にギョウザを進んで持っていってあげた。

・息子に、自分がもらったあめとチョコをあげた。

・友達に軍手を貸してあげた。

・息子に進んで牛乳をくんであげた。等々

 相変わらずひどい喧嘩をしている二人なので、最近は寝る前のお祈りの時に、お互いに相手の気持ちを思いやれるように神様にお祈りをしています。

 

 

2度目の子供との約束  11/13

 寿子と息子のピアノの時の会話が喧嘩腰のようになってきて、息子はこれでよいと言うし、寿子は発表会にこれでは間に合わないんじゃないのということで、険悪な状態。どうしたらよいか、ということで、子供達と話し合い、約束を決める。

 

      息子のやくそく 2

○ピアノ 一日5回か20分

○しゅくだい

 ・国語のしゅくだいがなかったら、

  かん字ドリルを1ページ

 ・算数のしゅくだいがなかったら、

  算数ドリルを1ページ

○日記

 1しゅう間に1回は書く。

 

      娘の約束 2

○ピアノ 一日バーナム3回、

       その他5回

○宿題

 ・漢字 毎日1ページ

 ・日記 毎日1ページ

 ・算数の宿題がなかったら、

  算数ドリルを1ページ→答え合わせ お父さん

 

よるの8時までに、これらすべてをおわりにする。

まもれなかった場合、つぎの日はテレビを見ない。

 

テレビ  一日30分、土よう日は1時間

 

ついでに次のような表を作る。

(罫線を引くのが楽なので、三四郎の方で作る)

  やくそくたっせい表       月

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11


U

 
ピアノ                      
漢字                      
日記                      
算数                      
テレビ                      


N

 
ピアノ                      
国語かん字                      
算数                      
日記                      
テレビ                      










 

 

 無理のない程度の約束にして、これだけやればよいということがはっきりしているので、子供にも親にも精神的によい。

 

11月 息子ガラス割るぞ事件

 息子が小2の11月頃のことです。夕方寿子と息子が険悪な状態になり、息子は寿子を恐ろしい目つきでにらみつけ、自分の主張を(思い込もうとして?)言い張っている。何が理由で外に放り出したか忘れたが、戸を閉めたら泣きながら、「くそじじぃー、ガラスわるぞー。」(その一年前に同じように外に出されたときガラスを割った)と、戸のガラスをたたきながらわめく。これは、聞き捨てならないと思い、大きなしゃもじ(息子が生まれた直後にお仕置き用に草津土産で買って来た)を取りに行き、戸を開ける。そのしゃもじを見たとたん、息子は逃げ出す。私も逃がしてはなるもんかと、靴も履かずに追いかけ、25m位走ったところで捕まえて引きずり倒し、両足を押さえてお尻をたたこうとすると、お尻を手で押さえる。手をどかさないと手が痛いぞと言ってから、思い切って3回たたく。激しく泣く息子を後に、泣きやんで謝らなければ中に入れないよと言って再び戸の鍵を閉める。しばらくして泣きやんだので戸を開けると、ごめんなさいと言うので、中に入れて、話をする。主に、自分の言っていることが思い違いということもあるのだから、絶対そうだと決めつけないこと、愛していて好きだから叱るのだということなどを話す。

 その後、一回だけ対決の直前でストップした出来事があった。何かの理由で、泣き始めた息子が泣きやまない。泣きやまないということは、それによって自分の主張を訴え通そうとしているか、自分の主張が正しいと思い込もうとしているかのどちらかだと考えたので、泣きやませなければいけないと思い、息子に「あと10分で泣きやみなさい。泣きやまないと、お尻をたたくよ。」と言う。それを言った後で、泣きやまなかったらどうしよう、たたかねばならない、と思っていたら、何と5分位であの息子が泣きやんだのだ。それから、話をしたのだが、あれ以来、対決の場面が起こっていないので、思い切ってしたことが良かったのかなと考えております。

 試行錯誤しながらやっていることなので、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 {「10分で泣きやみなさい。」と言った時、「自分の気持ちをNもコントロール出来ないと困るんだよ。泣きやむことも自分でしなくちゃね。…。」と話しました。それ以来本当に息子との関係がスムーズに楽しいものとなりました。今、「ごめんなさい。」と言え、強情もはらなくなりました。勿論、これからもいろんな事があるのでしょうが、神様が必ず解決を与えて下さるのだと待ち望む者とされました。}

 

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