寿子の子育て日記より

           1995年 娘9歳(小4) 息子7歳(小2)

 

☆お小遣い

 4月から、お小遣いをあげることにしました。

 去年娘が3年生になった時始めようと思ったのですが、いざ始めてみると「お母さん貯金しといて。」となってしまったので保留になっていました。4月になって「もう4年生だからお小遣いいいでしょ。」という娘の言葉で、2人にあげることにしました。まず2つの決まりを作りました。

@ 小遣い帳をつける。

A お手伝いの報酬とする。

 肩たたき5分10円・洗濯たたみ10円…等々1回10円。畑仕事は、50円〜仕事量に応じて。一番助かるのは、おかあさん。中でも肩たたきは、ありがたいです。けれどなかなかお金はたまらないようです。

 2人とも200円たまったある5月の日曜日、教会の帰り「ねえ、200円貸して。家に帰ったらお小遣いで返すから。」と言って、2人ともニコニコしながら本屋に入って行きました。隣のスーパーで買い物を済ませて迎えに行くと、息子は泣き顔。「200円で、買えるのないんだよ。」と淋しそう。「さあ、帰るよ。この次ね。」と冷たい母親は言ったのですが諦めきれません。

 娘:「500円かしてくれる?働いて返すから。」

母:「貸してもいいけど後で返すのは大変だよ。『かえさなきゃ!』って思って働くより『頑張って本を買おう』って思って働いたほうが楽しいでしょ。それまで図書館の本を借りてきたら?いい本たくさんあるでしょ。」

娘:「わかった。」しぶしぶ納得

息子:「ウォーリーをさがせ、がほしいんだけど。もっと小さいのをK君が持ってた。」

母:「帰るよ。」

と言って、さっさと車に戻りました。

 車に乗った息子は、こらえきれずに、泣き出してしまいました。「お手伝い頑張ろうね!1日1つで10円。25日で250円。2ヶ月で500円。4ヶ月で1000円。畑に行けばもっと早くたまるよ……。」「ほんと?じゃあ頑張る。」と、娘は元気をとりもどしたのですが、息子の涙は、なかなか止まりません。

よほど買ってやろうかと思ったのですが、我慢させました。

 2人のほしかった本は、8月夏休みの自由研究を頑張ったごほうびにお父さんが、プレゼントしてくれました。ちなみに息子の買い物第1号は、虫めがね、娘は、イルカのペンダントでした。7/13の集中豪雨で被害の多かった信濃町への児童会の募金にも、お手伝いのお金の中から持っていくことが出来ました。

 小物を、どんどん買っていく息子、慎重に迷いに迷って「やっぱり買わない。」という娘。2人とも頑張れ!

 

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