寿子の育児記録より

                  娘15歳(高1) 息子13歳(中2)  

 今年程、子供達の何の記録もない年はない。2月に校長先生から図書の仕事の他に介助員の仕事をして欲しいとのお話があり、18年ぶり位かな、4月からフルタイムで、仕事をすることになる。朝、娘と息子と7時20分頃家を出て、中学前で朝練の息子を降ろし、次にバスの営業所で7時35分のバスに乗る娘を降ろす。20分ほど本を読んだりポットのお茶を飲んだり、時間調節(母親から介助員に気持ちを入れ替える私にとっては大切な時間)をして学校へ。それから、介助の仕事をさせていただき、児童が帰ってからは、図書館の仕事を5時15分までする。家の事がだんだんと手抜きになり、母にも家事全般、随分いや、大分お世話になりました。「お母さん疲れてるんだからもうねなよ。」そんな息子の言葉に何度も励まされ、また、娘には気になっていても出来ない居間の掃除をしてもらい、助けられました。主人にも聞き疲れるくらい毎日の出来事や悩みをきいてもらいました。また、以前ある女優さんが「自分が先に他界しても主人が困らないように主人には、自分の事は自分でやってもう。」とおっしゃっており、考えさせられましたが、我が家のご主人様も、よく動いてもらいました。本当に家族の有り難さの分かる1年でした。とともに、私の本業である母親として、妻として、あまりにも足りなすぎたと反省しています。

娘編

☆高校受験

娘は、高校受験で幕が開きました。3月13日、遅れると困るので、行きは主人に送っていってもらい、試験終了の時間に私が迎えに行く。喫茶店で何かご馳走してあげたいと思うが、帰宅後、中学校に受験校ごと連絡することになっており、先生が連絡を待っていてくださるとの事なのでまっすぐ帰る。流石に疲れた様子で、セブンで飲み物でもと思うが「いらない。」と言う。
 19日卒業式、教室に戻ってから子どもから親への「感謝の言葉」。先生の粋なはからいにお母さん達は、泣き笑いでした。本当に男女みんな仲のいい団結力のあるクラスだったよね。「U、この問題が解ければ合格だ。」なんて、数学の問題を出してくれた男子の話を聞くにつけ、いい仲間がいて娘は有り難いなって、思っていました。今日からは、みんな一人一人。夢に向かって羽ばたいて行くのですね。頑張れ。卒業おめでとうございます。
 今日は仕事のお父さんもお昼休みに娘の写真を撮りに来てくれました。一人普段着のお父さんに、忙しい中来てくれた娘への思いを感じます。クラスの仲間、先生方と、部活の仲間などなど、なかなか記念撮影は終わりません。そんな楽しそうにしている娘を見て、お母さんも楽しみました。
 その後、仲の良かった友達やお母さん達とお昼を食べました。何と娘は胃痛になり、ダウン。お母さんも、ピサ゜1切れでお先に失礼しました。風邪かな?卒業式が済んでからで良かったね。群馬の実家に帰る事になっていましたが寝込んでしまった娘だけ留守番でした。かわりにデジカメでとりたての卒業写真が行きました。群馬のお祖父ちゃんとお祖母ちゃんからは合格祝いをいただいて帰ってきました。娘曰く、「合格発表まだなのに、落ちていたらどうすんの?」母:「大丈夫、何処かに行くから」
 21日合格発表、朝ご飯も、やっぱり食べられませんでした。発表も「車で待ってるからお母さん見てきて。」なんて気弱です。試験が終わってから、娘に聞かれました。「落ちていたら、お母さんショック?」「ぜーんぜん。結果はどうあれ、それがUにとって最善なんだよ。神様が許されたことだから。長い人生の中で神様が、益として下さるんだからね。それに、2次募集でs高校に行けば、近いし時間をもっと自由に使えるかもしれないしね。バス代もかかんないよ。」etc・etc・さていよいよ……。掲示してある玄関前で先に来たお母さんが教えてくれました。「Uちゃん、合格だよ。」娘の待つ車に走りました。その後「お母さん、何も食べてなくてお腹空いた。」胃痛も治ったようです。


☆高校生

 4月からは高校生。美術部入部。高校生活は、一学期は「つまんない。」と言うが、文化祭頃から楽しくなってきたようです。
 息子の風邪が娘にも回ってきて、6日は37.7℃。明日の始業式出れないと、早く休み、なんとか持ちこたえるが、せきと鼻水が残る。 夕方から来客ありで、おばあちゃんも風邪で寝込み大忙しの母でした。すると、「お母さん廊下と階段やっといたからね。後どこする?」と手伝ってくれました。娘もぐあい悪いのに、ありがとう。いざというとき、やっぱり頼りになります。


息子編

☆新年のカウントダウン

 息子の新年は、菅平のヘルモン山荘のカウントダウンで始まりました。年末は親子共々教会のキャンプで過ごします。午前中は、同世代の子供達と聖書からのお話を聞き、午後はスキーを楽しみ、お風呂に入って、夕食後また聖書からのお話を聞くといったスケジュールです。1月1日2000年を迎えてから午前1時近くに帰ってきました。キャンプ中、 お母さんは、食事の準備の仕事で、息子と過ごす時間はありませんが、見かける息子はいつも友達と楽しそうにしています。大晦日の夜のレクリエーションの出し物でRちゃんとどうどうと手品をしてくれたのも、お母さんは嬉しかったです。恥ずかしがりやの息子も、みんなの前に立てるようになったんだね。
 キャンプから帰る早々、お父さんとお母さんの口から出る言葉は「家族新聞の原稿募集中!」。(1999年内に出せなくて、あせっていたのです。)
 息子曰く「お姉ちゃんはでた?」そして、「頭が痛い。」「お母さん、もうだめ。」「死にそう。」などなど。でも、お父さんとお母さんの口からでる言葉は、「原稿募集中」。実は、お母さんは、寝不足と、いやなことは後回しにする事のある息子なので逃げてると思ってしまったのです。ところが、後は息子の原稿のみとなった3日夜、熱を計ってびっくり!!39.3℃もあったのです。翌日、医者に行きベッドの中での、冬休みとなりました。狼が来たぞと言うタイトルは、息子は心外かもしれないけど、嫌なことでも、やり遂げる忍耐を持って欲しいです。(お母さんも、つい後回しにしてしまうことがあるので反省!) 


 

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