例年とは一日ずれた節分の日でした。坐禅開始前の直日の丹田・気海に絡む呼吸の話を承けて、桐山老師から綿密なお話―丹田・気海を意識した呼吸の繰り返しによって、気力が充実し禅定力が高まっていく事など―がありました。
本題は、桐山老師の出版予定著書の原稿の検討でした。原稿は、桐山老師の精力的なご努力でほぼ完成に近づいていましたが、一年以上かけてご提唱をお聞きしその都度検討を重ねてきたこともあり、会員の考えや眼も鋭くなりその場で配布された原稿に対しても細かな事やうっかりミスにも気がつくようになりました。協働作業・複数の目でのチェックが有機的にはたらいていました。本原稿を全体的にみると、今回の著者桐山老師の禅に関する著作の射程距離・守備範囲は各段に広がり、かつ進化・深化していると思います。同時に、重要個所には引用・解説なども入れて、読者への気配りもなされています。こうした配慮に加え、更に出版に向けての周到な準備―サブタイトルの構成や装丁用及び挿入写真の用意など―を怠りなく進めていますので、精度・確度が一層上がっていくものと思われます。
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