秋晴れの好日、コロナ対策をとりながら坐禅・独参・提唱を行いました。
ご提唱は、前回の提唱「野狐禅」に端を発する「因果」に関わる内容でした。独参者や参加者の興味・関心を重視し、大燈国師遺誡の「胸間に掛在せずんば忽ち因果を撥無し」や白隠の坐禅和讃「因果一如の門ひらけ」等を援用しつつ、因果は一つであるからこれを大切にして生きることの重要性を説かれました。
続いて、菩提薩埵四摂法を全員で輪読しました。提唱中の輪読は初めての試みでしたが、聴講者が受け身ではなく主体的に真剣に読むというワークショップ型の提唱になっていて、大きな意義を感じました。
桐山主宰から輪読個所に関わって、「他への利行は、結局は自分を利することになる」と自他一如が因果一如にも繋がっていると諭して頂き、これを体感する実践法の一つとして「慈悲の瞑想」(「怒らない 落ち込まない 迷わない」幻冬社刊)の一節を繰り返し読誦するように、プリントを配布して頂いて散会しました。
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