<<令和3年4月4日 定例禅会>> 参加者:7名 会場:サンライフ長野

 4月1回目の禅会は桜の咲き誇るサンライフにて、窓を開放して行いました。
 第1炷は般若心経の読誦に続き、峰村直日より『呼吸』と『精神統一』に注意して坐るとの言葉をいただきました。
 呼吸においては、呼吸が主で意識がサブ(産婆役)、精神統一では正念が邪念を凌駕するように行うことが大事と教わりました。
 第2炷は、般若三昧を唱えたのち、通常の坐禅、経行を行いました。
 第3炷・無楽紘龍老師への独参に続き、『正法眼蔵菩提薩埵四攝法』のご提唱がありました。
 『利行』とは報謝を求めず相手を利する行為で、無心にこれを行えば自他一如なるが故に、結局は自分を利することに繋がるとの教えをいただきました。
 その後、「ありがとう禅」を行い解散しました。      (文責:久恒)



<<令和3年4月18日 定例禅会>> 参加者:9名 会場:円成寺

 4月2回目の禅会は、桜も花が散り葉の出始めた円成寺にて行いました。
 第1炷は般若心経の読誦と通常の坐禅、第2炷は、般若三昧を唱えたのち、 通常の坐禅と経行を行いました。
 第3炷と、無楽紘龍老師への独参に続きご提唱がありました。
 ご提唱は、『無門関』第1則で「心路を窮め絶せん」を中心に説かれました。心路とは自我(分別意識)で、この自我のために眼前の万物にぴちぴちと働いている仏心が隠れてしまいます。
 坐禅・独参・読経・ありがとう禅等を修するのは、心路を絶し隠れている仏心を観ずるためであるという事を、黒板書や図示を用いて熱く語っていただきました。
 最後に「ありがとう禅」を行い、次回5月2日は、サンライフで行うことを確認し解散しました。     (文責:久恒)



<<令和3年5月2日 定例禅会>> 参加者:10名 会場:サンライフ長野

 連休始めの2日の午後、コロナ対策をとりながら坐禅・独参・提唱を平常通り行いました。独参をする人も4人となり、坐禅会が一段と活気が出てきました。
 ご提唱は「菩提薩埵四摂法」で、中心は「利行」でした。要点を記します。「利行とは他を利することだが、そのためには、自我を滅することである。時には「死んで来い」と言われるときもあり容易ではない。 自我による分別心のために仏性や無心が隠れてしまう。隠れている仏性や無心を引き出すのが坐禅・読経・念仏等である。 この時に出す声によって仏性が如現してくる、そのために有難う禅も行う。」
 これらの内容を大円鏡智なる図を用い、視覚的にも分かるように情熱を込めて語られました。      (文責 峰村)



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