<<令和3年1月10日 定例禅会>> 参加者:9名 会場:サンライフ長野

 2021年最初の禅会であり、無得龍廣老師から引き継がれた無楽紘龍老師のご指 導による新しい長野禅会がスタートしました。  第1炷は、般若心経を読誦したのち、紘龍老師より『数を数え潰れる=数息観 三昧』になることにより煩悩が消えると諭され、集中して数を数えました。
 第2炷は、般若三昧を唱えたのち、通常の坐禅、経行を行いました。
 第3炷は、無楽紘龍老師への独参の後、引き続き『正法眼蔵菩提薩埵四攝法』のご提唱を頂きました。ご提唱の冒頭、老師より般若心経の読誦や般若三昧、念仏における声の力 は、信じる力を大きくするだけでなく、法然上人や親鸞上人のように長寿にもつながるとのお話を頂きました。ご提唱の中心は、布施=貪らない心やへつらわな い心についてで、我々の日常のあり方と重ねて分かり易くお話しして頂きました。
 最後に全員でありがとう禅を唱えました。
 また、今回は紘龍老師の音楽の恩師である信州大学の飯田名誉教授にお越し頂き、一緒に坐禅をするとともに歌曲「オーソレミオ」を歌って頂けるなど、新春の坐禅会に相応しく、明るい心豊かな禅会となりました。
なお、釈迦牟尼会創立百周年記念式典に参列された紘龍老師から、式典の様子とともに記念誌「百年の歩み」の紹介がありました。
 また、今月からは月に2回(第1日曜日と第3日曜日)の開催となり、第3日曜日の会場は、「正受庵」住職を兼務の小菅住職の「円成寺」であるとのお知らせがありました。      (文責:久恒)



<<令和3年1月24日 定例禅会>> 参加者:8名 会場:円成寺

 円成寺本堂をお借りしての、初めての禅会を行いました。柿沼さんは、週刊長野の募集広告を見ての初参加で、新春に相応しい顔ぶれでのスタートになりまし た。
 会の冒頭、小菅宗真住職から、円成寺は記録にある限りで170年以上(善光寺地震でそれ以前の記録は消失)の歴史があること、伝承では鎌倉時代より続く由緒ある寺院であること、創建時頃に栽植された黒松が寺宝であること等をお話し頂き、このようなお寺を快く貸して頂ける頂けることに感謝しながら坐禅に臨みました。
 第1炷では、般若心経を読誦。第2炷では、般若三昧を唱えたり、経行を行ったりしました。第3炷では、無楽紘龍老師への独参の後、公案集である『無門関』のご提唱を頂きました。
 公案修行は、老師から公案を頂きそれを徹底的に拈提する(即今の自己になり切る)ことで悟りに至る(見性する)こと、そして、『悟ったときははっきりとこのように悟ったということが言える』ことなどのお話を頂きました。その消息と悦びが、『無門関』序の「投機の偈」(晴天白日一声の雷・・・)に表明されているとのことでした。最後に、全員でありがとう禅を唱えました。
 なお、月に2回の開催になったことで生じる会費等の問題については、スムーズな運営ができるように臨機応変に対応していくことが了解され、円成寺での初禅会を終えました。      (文責:久恒)



<<令和3年2月7日 定例禅会>> 参加者:8名 会場:サンライフ長野

 2月1回目の禅会はサンライフの和室にて、換気を挟みながら行いました。
 第1炷の冒頭、紘龍老師より『耳で唱える=周りと合わせる=自他一如』になることにより欲を捨て去ることができると教えられ、声を合わせ般若心 経を読誦しました。第2炷は、般若三昧を唱えたのち、通常の坐禅、経行を行いました。
 第3炷と無楽紘龍老師への独参に続き、『正法眼蔵菩提薩埵四攝法』のご提唱がありました。ご提唱では、四つの教えの中で一番大事な布施の因縁力により、心の中に備わっている仏性に目覚めることができるとの 教えをいただきました。       (文責:久恒)



戻る活動案内(目次)に戻る     戻るトップページに戻る 前頁へ前のページへ 次のページへ次頁へ