2021年最初の禅会であり、無得龍廣老師から引き継がれた無楽紘龍老師のご指
導による新しい長野禅会がスタートしました。
第1炷は、般若心経を読誦したのち、紘龍老師より『数を数え潰れる=数息観
三昧』になることにより煩悩が消えると諭され、集中して数を数えました。
第2炷は、般若三昧を唱えたのち、通常の坐禅、経行を行いました。
第3炷は、無楽紘龍老師への独参の後、引き続き『正法眼蔵菩提薩埵四攝法』のご提唱を頂きました。ご提唱の冒頭、老師より般若心経の読誦や般若三昧、念仏における声の力
は、信じる力を大きくするだけでなく、法然上人や親鸞上人のように長寿にもつながるとのお話を頂きました。ご提唱の中心は、布施=貪らない心やへつらわな
い心についてで、我々の日常のあり方と重ねて分かり易くお話しして頂きました。
最後に全員でありがとう禅を唱えました。
また、今回は紘龍老師の音楽の恩師である信州大学の飯田名誉教授にお越し頂き、一緒に坐禅をするとともに歌曲「オーソレミオ」を歌って頂けるなど、新春の坐禅会に相応しく、明るい心豊かな禅会となりました。
なお、釈迦牟尼会創立百周年記念式典に参列された紘龍老師から、式典の様子とともに記念誌「百年の歩み」の紹介がありました。
また、今月からは月に2回(第1日曜日と第3日曜日)の開催となり、第3日曜日の会場は、「正受庵」住職を兼務の小菅住職の「円成寺」であるとのお知らせがありました。
(文責:久恒)
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