新緑が美しい時に、いつも通り3炷の坐禅を実施しました。その後、桐山主宰の提唱が行われましたので、略記します。
私達の世界は、常に差別の世界であらゆるものがそのようになっている。私(桐山)の先生である長島亀之助先生は、理屈を言っても始まらない、無心に坐禅をしなさいと、釈迦牟尼会を紹介して下さった。現職中も会の道場等に通ったが、とりわけ退職後は真剣に取り組んだ。
坐禅の力が働いた事例を示すと、@心臓病や癌でどうしようもなく苦しんだ時、即今只今の自己に徹する―梅干し作業に精魂傾ける―と光が見え、癌も大したことではないと思えた、A心身障害者が真夜中に施設から逃げるようにして不意に我が家に来た時、無心の自己に徹して対応すると、怯え隠れようとしていた障害者も心を開き、筆談することができて無事に保護された。
いずれも、人智を超えたいのちの働きとして、起こるべくして起こっているのだから、その事実に正直に向き合うことが大切である。すると、物事は全て予定通りに展開していく、ということです。
茶礼では、茶礼では、今秋11月3日の正受庵坐禅会のパンフについて、再検討し了承されました。また、この坐禅会に新たな参加者を迎えるための方策等を、毎年のサンライフでの坐禅基礎講座(8/18・8/25・9/1)とも関連させながら、更に検討していくことを確認しました。
(文責 鈴木)
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