★例会レポート
初冬の穏やかな午後、2炷の坐禅をいつも通りに実施しました。峰村さんも十分とは言えない体調でしたが、出席されたので長野禅会としてもうれしく思いました。
坐禅の後、桐山主宰のご提唱があり、「即今の自己」や「唯識」を基に今の思いを語って頂きました。要旨は「日常に起こる様々なことや思い(花が咲いてきれいだ、あの男には昔いやなことをされた等々)が、全て潜在意識である阿頼耶識に熏習され、人格を形成しているので、良いに付つけ悪いにつけ、機縁に乗じてそれが無限に出てきて行動を決定していく。この因縁からなかなか離れられないが、意識して即今の自己(ありのままの自己)になり切り、ポシティブな思いや行動によって、阿頼耶識を浄化していくことができる。」
また、「病を得ることは真に生きることである。自分も病気等で『死』に近いところまで行き苦しんだが、それを乗り越えたとき、木も石も輝いて見え、生きていることが本当に素晴らしいことと思えた」などでした。
茶礼では、正受庵坐禅会の反省(日程的に余裕をもったものにしたい等)と長野禅会の今後の展望(会員の勧誘等)について話し合いました。 (文責 鈴木)
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