<<平成23年11月定例禅会>>参加者:6名 会場:サンライフ長野
 小雨が降る少し肌寒い日、老師をお迎えして「臨済録」の提唱をしていただきました。本日は、長野禅会の21年目に当たります。心を新たにして取り組みたいものです。
 「一喝は一喝である、そのまんまの命の現れである。自己を信じることができない人は目覚めることはできない」・・・等、大変印象的でした。
 茶話会では、日本人の特徴として、中庸の精神の良さがあるのではないか。東北大震災があったが、経済だけ良ければということではない。 スポーツでも、補欠でも真剣に応援してチームが一つにまとまっている。みんながまとまって、協力しあうことが日本人の特質かもしれない。 日本人の良さ、仏教の良さ、禅の良さが論じられて楽しい一時を過ごした。
 老師曰く、「禅は我々の生活を良くするものでなくてはならない。基本は易しさではないか。」 (鈴木 記)


<<平成23年12月定例禅会>>参加者:7名 会場:サンライフ長野
 師走に入ったのですが小春日よりで、すがすがしい坐禅会となりました。坐禅会を終えて、「正法眼蔵現成公案」の前回十月の続きを、全員で声を出して読み、その後桐山主宰から解説をしていただきました。 「諸仏のまさしく諸仏なるときは、自己は諸仏なりと覚知することを用いず、(中略)万法に証せらるるは、自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり……。」
 茶話会で、会場の管理者主催で坐禅の基礎講座を開設して頂くよう相談してはどうかとの案が話題となりました。実現すれば良いと思います。お茶うけに女池菜の粕漬けをいただきました。久しぶりに参加した方もおられて、楽しい会となりました。 (鈴木 記)


<<平成24年1月定例禅会>> 参加者:名 会場:サンライフ長野
 平成24年初の坐禅会にふさわしいキリッとした日となりました。
 「明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。」坐禅をするということは一つ一つのことになり切るということです。坐禅を続けていくと安楽の世界に入り、爽やかになり、自分のとらわれが取れていくのです。そして、天気の良い日は坐禅をしてみようと思うようになればしめてものです。
 「正法眼蔵現成公案」の続きを皆で読誦してから、桐山主宰から解説をしていただきました。「仏道をならふといふは、自己をならふなり。自己をならふといふは、自己をわするるなり。(中略)人はじめて法を求むるとき、はるかに法の辺際を離卻せり。法すでにおのれに正伝するとき、すみやかに本分人なり。」今回はここまで。
 茶話会にて、坐禅和讃について質問があり、以前峰村さんが解説してくれた「衆生本来仏なり」を、その次から説明しているのですと……。よくわかる説明でした。「直に自性を証すれば……」は、本当の自己を鍛え上げれば、この身が仏になるとも云っております。山本老師は「坐禅の根本は丹田呼吸法にあるのではないか」と云われました。白隠禅師は「夜船閑話」「遠羅天釜」の著書の中で、ひさご腹丹田呼吸法で、自分の病気を治したと云っています。 (鈴木 記)

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