<<平成23年10月定例禅会>> 参加者:10名 会場:サンライフ長野
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暖かく少し汗ばむ中で坐禅を終えて、桐山主宰から「正法眼蔵現成公案」について講話をして頂きました。
教典を読むには、春原佳次郎先生は素読を何回もすることが前提だと言われた。また、長島亀之助先生は、正法眼蔵の「現成公案」を百回読誦するように言われた。
一般に教典を学ぶには「読誦」「書写」「解説」することが大切です。
「諸法の仏法なる時節、すなわち迷悟あり衆生あり生あり死あり諸仏あり。(中略)
迷を大悟するは諸仏なり、悟に大迷なるは衆生なり、さらに悟上に得悟する漢あり、迷中又迷の漢あり」まで、皆で読誦して、主宰から解説を受けました。
茶話会にて、悟りとは何か分からないという問題提起があり。悟りとは「渋柿の渋そのままの甘さかな」の句があるように、迷いと悟りは表裏一体のもので、
迷いがあるから悟りがあるのではないか。文章で分かるのは悟りではないのではないか。坐禅のみで悟れるもので、悟ってない者には悟りは分からないのではないか。
悟りについて自由闊達な意見が出て、楽しく膨らんだ茶話会となりました。(鈴木 記)
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