<<平成23年8月定例禅会>>参加者:6名 会場:サンライフ長野
 八月ですが、秋のように涼しかったため、空調は不要とし、窓をいっぱいに開けて、風を入れ、坐禅を行いました。 そのため、窓から自動車の音などの騒音が、どんどん耳に飛び込んできました。しかし、巡警の峰村さんから、「自動車の音が聞こえたら、自分が、その自動車の音になってしまえ!」との声がかかりました。 坐禅の後は桐山主宰より、道元禅師の「正法眼蔵」の中の「現成公案」についての、講話をしていただきました。 (田中 記)


<<平成23年9月定例禅会:無得龍廣老師出講>>参加者:9名 会場:サンライフ長野
 老師をお迎えしての坐禅会を行い、白隠「毒語心経」の五年間に渡るご提唱が円了し、図らずも会員の皆さんの手作り鮨やケーキをいただきながら、円了をお祝いしました。次回からは臨済録の提唱をしていただくことになりました。
 茶礼では、全員に一言づつお話をしていただくことになり、その中で、「十数年間共に過ごしてきたペットの愛犬が、亡くなってしまい、さびしくてたまらない」という話が、「秋」ということもあって、印象に残るお話でした。 (桐山 記)


<<平成23年10月定例禅会>> 参加者:10名 会場:サンライフ長野
 暖かく少し汗ばむ中で坐禅を終えて、桐山主宰から「正法眼蔵現成公案」について講話をして頂きました。
 教典を読むには、春原佳次郎先生は素読を何回もすることが前提だと言われた。また、長島亀之助先生は、正法眼蔵の「現成公案」を百回読誦するように言われた。 一般に教典を学ぶには「読誦」「書写」「解説」することが大切です。
 「諸法の仏法なる時節、すなわち迷悟あり衆生あり生あり死あり諸仏あり。(中略)  迷を大悟するは諸仏なり、悟に大迷なるは衆生なり、さらに悟上に得悟する漢あり、迷中又迷の漢あり」まで、皆で読誦して、主宰から解説を受けました。
 茶話会にて、悟りとは何か分からないという問題提起があり。悟りとは「渋柿の渋そのままの甘さかな」の句があるように、迷いと悟りは表裏一体のもので、 迷いがあるから悟りがあるのではないか。文章で分かるのは悟りではないのではないか。坐禅のみで悟れるもので、悟ってない者には悟りは分からないのではないか。 悟りについて自由闊達な意見が出て、楽しく膨らんだ茶話会となりました。(鈴木 記)

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