<<平成23年5月定例禅会>>参加者:9名 会場:サンライフ長野
 暖かい春、そして少し眠さとけだるさを覚える中、坐に際して、直日さんから「この新緑の美しさはどうでしょう。木々も、葉も凛としています。ただボーとして静かに坐るのではなく、皆さんも毅然と坐りましよう!」との言葉がありました。 坐禅の後は桐山主宰より、「坐禅中の眠気に打ち克つ方法」に端を発し、眠気に勝つ激しい禅、払拳棒喝の臨済禅、と展開して中国における禅の歴史にも及び、「坐のあり方」、「禅の修行法」についての講話をしていただきました。 (田中 記)


<<平成23年6月定例禅会:無得龍廣老師出講>>参加者:9名 会場:サンライフ長野
 梅雨の晴れ間の定例禅会に、老師の奥様と森本先生ご夫妻にもご参加頂きまし た。日程の都合上、普段よりやや短めの坐禅でしたが、落ち着いたよい坐に なったと思いました。
 老師のご提唱は、白隠の「毒語心経」でしたが、「自分という 我にとらわれてはいけない」ということが、底に流れていたように思います。
 茶礼では、斉藤さんから老師ご夫妻のなれ初めをお聞きしたいとの質問が出さ れ、冒頭から一挙に佳境に入りました。関連して桐山先生からは、森本 先生ご 夫妻のなれ初めのご披露がありました。いずれも羨ましくかつ興味深い内容です が、個人情報を含みますので詳細は長野禅会までお問い合わせ下さい。
 次いで、鈴木さんから、昨今の社会状況(うつ・自殺等々)を顧みて、困難を乗り越 える力をつけるために、感性豊かな子どものうちから学校や 家庭で育みたいも のだ、という趣旨の話題を出してもらったりして、いつものように充実した楽し いひと時になりました。
 その後、いつもお世話になっている老師ご夫妻と森本先生ご夫妻に、感謝と御 礼の意味をこめて山あいの温泉にお泊り頂き、信州の高原や自然の豊かさを味 わって頂きました。
 旅情はいかがだったでしょうか。遠路お越し頂きましたこと に、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。  (峰村 記)


<<平成23年7月定例禅会>>参加者:6名 会場:サンライフ長野
 大変な暑さでしたが、少し冷房が効いた部屋で快適な坐禅ができました。
 参加者が少なくなってきて寂しい坐禅会が続いています。会場が指定管理者の経営となって、会場借用団体は会費をとって公に勧誘してはならないとのことで、新聞などでの宣伝をここ3年ほどやっておりません。 従って新入会員が殆ど無い状態が続いています。
 しかし、今日はお一人の入会がありました。 長野市正法眼蔵研究会のメンバーで、私どもの坐禅会と交流が深いのですが、道元禅師の正蔵眼蔵はどこをみても、深い禅定に裏付けられた真言ですから、坐禅を通すことによって、より深い読みができることでしょう。
 禅定と言えば、先月老師を囲んで、山田温泉に宿泊しましたが、その際に茶室での早朝坐禅をやったときの体験談がありました。渓流の音を聞きながら40分間の坐禅が、ほんの僅かな時間に感じられ吃驚したということです。 素晴らしい環境で禅定が深まったのでしょう。
 また、「数息観ができないと悩んでいたが、数が数えられなくなることが問題ではなく、数えられなくなったら振り出しの1へ戻ることが、より大切であることを教えられてホッとした。」という感想が印象的でした。 (桐山 記)

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