<<平成23年2月定例禅会>>参加者:9名 会場:サンライフ長野
 今回の坐禅会は、前橋市にお住まいの高橋さんも参加して下さいました。 坐禅の後、桐山主宰から前回の続きで『即今の自己』の講話がありました。 水仙を花瓶に生けて持って来られて、皆に見せながら、 「皆さんはこれを見た瞬間に、これは何であるか分かってしまっています。」 「即今の自己が働いているから、これが水仙の花であることを説明する必要はないのです。」 「説明や解説はそのものではなく、そのものを指し示した指にすぎません。」 「坐禅も同じことで『即今の自己』になり切るための修練です。・・・・云々」 そして、二十数年前の体験を元に、『即今の自己』と『坐禅』の関係を具体的に話されました。(禅味472集 禅と作曲4)(ホームページ禅仏教 禅と作曲・即今の自己)を参照。
 茶話会は、今日の桐山さんの話は、『即今の自己』の体験談だと思いました。また花瓶を手に持って話をしたのは、故事来歴で言えば、お釈迦様が金波羅華を掲げ、摩訶迦葉だけが微笑したこと(世尊拈華微笑)と同じになると思います。(峰村)、車の渋滞などの苦しいことも、それを耐えて続けていれば、光が見えてくるのではないかと思いました。(鈴木)、禅味十一、十二月号の老師の『無心』は読んでいてよく分かった。(影山)、群馬県より参加させていただきましたが、大変良い坐禅会だと思いました。(高橋)、禅の理念を、生活の中で活かしてゆくことが大切なのではないかと思い、今日の皆さんの話は参考になりました。(手塚)、などの感想、意見が出されました。   (鈴木比砂夫 記)


<<平成23年3月定例禅会:無得龍廣老師出講>>参加者:7名 会場:サンライフ長野
 信州では、ようやく春を思わせる暖かな日、今年初めて無得龍廣老師をお迎えしての坐禅会が開かれました。 二炷目には、恒例になった西山禾山老師の「般若三昧」が行われました。「南無甚深般若波羅密多」の念誦に慣れてきたせいか、大変調和して盛り上がりました。その一心不乱の感覚が三炷目の坐禅に反映して、集中した坐禅ができたように思いました。老師からは、「『南無甚深般若波羅密多』は元から具わっており、一心のところにありのままに働いている。」という話をしていただきました。
 茶礼では、影山さんから「二十四の瞳」の映画を見た感想文を提示していただき、人の絆の大切さや、日本人の個の確立が必要であること等が話題となりました。 (桐山 記)


<<平成23年4月定例禅会>> 参加者:5名 会場:サンライフ長野
 暖かい春の日差しと、窓から見える満開の桜を感じながらの坐禅会で、打坐三炷、般若三昧を行いました。 茶話会では、東日本大震災が話題となりました。未曾有の大災害に悲痛な思いで言葉も出ない状況ですが、避難行動や避難所生活において、整然と行動する日本人に、世界から驚きと賞賛の声が上がっていることについて、日本人として誇りに思うと共に、より一層胸が締めつけられる思いであるとの、皆の共通した意見でした。  (田中 記)

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