<<平成22年8月定例禅会>>参加者:6名 会場:サンライフ長野
 連日三十度を越す暑さの中での坐禅会で、夏バテ気味の体と、暑さでボーとした頭で、惰性的に坐禅に入ろうとしていたところ、直日(桐山)さんより「鈴木正三という人は、眼をすえ、敵陣に切り込んでいくような気迫で行う『果し眼坐禅』を提唱し、勧めています。皆さんも、心身に気力を充実させ、しっかり坐りましょう」と檄が飛び、そこから一同、気を引き締めて坐に取り組み、しばし暑さを忘れ、実のあるひと時を過ごすことが出来ました。


<<平成22年9月定例禅会:無得龍廣老師出講>>参加者:8名 会場:サンライフ長野
 九月になっても三十度を越す暑さの中、老師をお迎えして坐禅会を行いました。今回は、桐山さんが四大不調のため不参加で、長野禅会開単以来、十九年にして初めてのことでした。
 ご提唱は、白隠毒語心経の「能除一切苦」の一節をしていただきました。ご提唱のなかで、老師から、今年五月に尺八の明暗蒼龍会の方々が、不二道場を來訪され、五龍の滝他で尺八を吹奏していただき、「腹式呼吸から出てくる得も言われぬ美しい、妙なる音を聴き、改めて呼吸法の大切さを感じました」というお話をしていただきました。
 尺八は(恐縮ながら、尺八を習う一人として、ひと言・・)、1音1音を呼吸によって作り上げて行く楽器であり、またそうしなければピッチの正しい、美しい音色は生み出し得ない楽器です。「1音1音、気を抜かずに音を作れ!、音を延ばすときは腹で押せ、止めるときは腹で切れ!」などと指導されます。
 坐禅会終了後は、会場近くのファミレスにおいて、老師を囲んだ軽食タイムを持ち、提唱内容に関連した話題などで歓談のひと時を過ごし、散会となりました。


<<平成22年10月定例禅会>> 参加者:6名 会場:サンライフ長野
 猛暑が過ぎ、待ち遠しかった秋の到来がたっぷりと感じられる十月の日曜日、加単者六名で打坐三炷、般若三昧、経行そして坐禅体操のフルコースの坐禅会を行いました。
 坐禅後の茶話会では、快癒されて加単した桐山主宰から、病気と入院、手術の体験談として、「普段は何でも自分で考え、段取りし、行動しているが、入院、手術ともなれば、全てがお医者さん任せの心境であり、かえって自由な感じがした」と語っていただきましたが、大変印象強く心に残る言葉でした。

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