<<平成21年11月定例禅会:無得龍廣老師 出講>> 参加者:12名 会場:サンライフ長野
 老師をお迎えしての、本年最後の坐禅会を行いました。 ご提唱は、毒語心経「是大明呪」の一節でした。
 坐禅後の茶礼では、ご提唱内容に関連した「三昧」についての話題でしばし迷走を続けていましたが、老師の「日常の行い全てが三昧である」とのお言葉により、無事終了しました。
 尼僧池野さんは今回、ご友人(新井さん)を一人連れて加単されました。新井さんは京都在住であり、京都の方が長野禅会に来られたことに驚きましたが、池野さんと知り合われたきっかけが、「インドの仏跡を巡る旅行」であったということに、またまた驚きました。


<<平成21年12月定例禅会>> 参加者:7名 会場:サンライフ長野
 平成21年最後の坐禅会を、加単者7名で行いました。今回も2炷目の初めに「南無甚深般若波羅密多」を数十回唱えましたが、回を重ねる毎に一同の声が相和し、パワーが増していて、2、3炷目の坐禅への良いハズミとなってきているようです。坐禅に引き続き、桐山主宰による「無常を観ずる心」と題しての講和がありました。
 加単者7名のうちの4名が、元教育界の重鎮というメンバ構成であったことから、やはり茶話会では、子供の教育問題が話題の中心となりました。「一番大切なものは宗教である」、「親が子供に迎合し、しつけを放棄している」、「教えとして、善悪を判断する規範がない」等々が出されました。
 殺伐とした世情、凶悪犯罪の増加、自殺者年間3万人など、「末法の世」とも言うべき様相を呈している現在、日本の将来を託す大切な子供達の教育こそ、最重要課題であることを焦燥感を持って再認識し、今年最後の坐禅会を終了しました。


<<平成22年1月定例禅会>> 参加者:9名 会場:サンライフ長野
 平成22年最初の坐禅会を加単者9名で行い、打坐3炷の後は、大きな掛け声で元気良く「坐禅体操」を行いました。  茶話会では、雪が多い飯縄にお住まいの影山さんから、「今年は雪が多く大変な思いで除雪作業を行っているが、隣家でしばらく留守の家があったので親切心からその家の除雪もしたが、帰宅後一言のお礼もなく、憤懣やるかたない気持ちでいるが、これは(仏教的見地で)どう考えたらよいのか」、という雪国信州ならではの話題提起がありました。
「お礼を期待するのは、我であり、無心ですべき」、「人の親切に、お礼も言えない人間こそ問題」、「親切に気づかないでいること自体、大きな過ち」、「托鉢する修行僧がお布施の有無、大小に執着しないように、何も期待しないのが仏道」など白熱した論戦で、寒い信州を、熱く過ごしたひと時を経て、本年最初の坐禅会を終了しました。

戻る活動案内(目次)に戻る     戻るトップメニューに戻る 前頁へ前のページへ 次のページへ次頁へ