<<平成21年8月定例禅会>>参加者:9名 会場:サンライフ長野
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暑い8月の坐禅会であったが、館内設備のクーラーによる涼しさと、幅が広く厚い、坐禅用の座布団(桐山主宰が坐禅会のために購入され、毎回自宅より会場へ運び込んでいただいている)の恩恵に預かり、快適な坐のひとときを持つことができた。
坐禅後の茶話会では、会員の山本孝信さんが「ブッダの仏教を求めて(玉城康四郎先生の教え)」という著書を刊行されたことから、それを読んだ会員諸氏の感想が話題の中心となった。
同書によると、玉城康四郎先生は初め臨済禅の修行をされていたが、後に古則公案により修行する中国祖師禅とは袂を分かち、源流である原始仏教、ブッダの仏教(近代仏教学になってサンスクリット語原典、パーリ語原典などが開放され、解明されてきた)に、道を求められている。
そして、ブッダの説法では、禅定=「入出息念定」、解脱する=「ダンマが顕わになる」、念仏(一行三昧)=「禅定」とされているという。
感想として「ダンマが顕わになる、という説法が感銘深い」、「人間にとって、生涯の師を持つことが大切だ」、「お経や呼吸法に、これほどに深い意味があったことを知った」、などが語られた。
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