<<平成21年5月定例禅会>>参加者:7名 会場:サンライフ長野
 気温29.9度と夏を思わせる暑い5月の日曜日、加単者9名で坐禅会を行った。坐禅会場は、単と単の間隔を畳一枚分あけて設営されていて、ゆったりとしたスペースで暑さを忘れ、充実した坐のひと時を持つことが出来た。
 坐禅後の茶話会では、テレビ番組の「脳科学者の右脳体験」が中心話題となった。脳卒中で左脳の機能を失った脳科学者が、自らを科学者の視点で観察したもので、「右脳だけになって、涅槃になった」と語っている。左脳は言語概念や論理的思考を司り、右脳はイメージや直感的思考を司っているとのことなので「さもありなん」と頷ける気がする。そして、峰村さんが言われた「坐禅は病気にならず、薬物も用いず、人工的に涅槃になる方法である」との言葉が印象に残った坐禅会であった。


<<平成21年6月定例禅会:無得龍廣老師出講>>参加者:10名 会場:サンライフ長野
 梅雨入りした6月14日の午後、山本老師を迎えての定例禅会。3炷の坐禅・ご提唱・茶礼と滞りなく進行する。  茶礼では、いろいろな話題に花が咲いたが、初めは、坐禅中に睡魔がきたらどうするのか、という古くて新しい問題が出された。「睡魔に抵抗しながら、坐を続ける」「一点に集中することで眠気を払う」「右脳に眠ってはいけないと言い聞かせておく」 などと出たが、結局は、「それに拘らないことです。縁が尽きれば、自然に眠気も消えていきます」という老師のお言葉で一同納得。
 次は、韓国の儒教(親を大事にすることなど)もだんだんおかしくなってきたが、親を大事にしろといわないと思われている仏教やキリスト教の影響か、 という大きな話が出された。そんなことはない、という反論から、戦後の日本の教育(教育勅語否定で儒教的考えも否定)まで話は弾んだ。更には、戒・定・慧を日常で実践するにはどうすればいいか、洗濯の例(取り掛かった仕事は最後までやり通すことが定)などの具体的な話によって深まった例会となった。


<<平成21年7月定例禅会>> 参加者:7名 会場:サンライフ長野
 会員の山本孝信さんが、「ブッダの仏教を求めて・玉城孝四郎先生の教え」というタイトルの本を、ほうずき書房から出版されました。 茶礼をしながら、学と行を修められた玉城先生の紹介と、山本さんが門を叩き、一対一のご指導をいただいた経緯や、玉城先生の人格に触れ、そこからあふれ出る仏教の神髄を、 ご本の中から抜粋して感動的に語っていただきました。そして一人一人に本をいただき、できるだけ読んでくることを約束して解散となりました。 この本は、本部釈迦牟尼会に寄贈されております。

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