☆1996年 娘:小5 息子:小3
何年か前から娘に、海に連れていってと言われていたが、そのつど泳げるようになってからねと逃げていた。泳げるようになったと言われてからは、息子がまだだからと言い訳していたが、内心畑の交配ものをやっているので時間はとれないだろうと思っていた。それが今年は四週の土曜日も会社が休みになり、交配ものも胡瓜の後手をやめていたので、一日日が空いて、よしこの日しかないということで鬼無里村から信濃町を越えて、新潟の上越市を通り、2時間くらいで鵜(う)の浜海水浴場に行く。案内には水が綺麗と書いてあったが、家族の評判はそうでもない。セシールで買っておいたサーフライダー(空気を入れてふくらます畳のような形の浮き)で遊び、親の疲れがピークに達していたので、3時間くらいで帰ってくる。私とすれば海の面白さは波遊びくらいしか思いつかないので、それ以上はあきてしまうが、きれいな石を集めたり、体を砂の中に埋めたりして、子供は喜んでいた。
{私も海は20年ぶりぐらいでした。祖母の看護は、伯母にしてもらい出かけました。息子は1年の時から夏休みの目標に『海に行きたい。』と書き続け、やっとかないました。海では、娘は「遠くに行っていい?」と泳ぎだし、泳ぎに自信のない息子は足の着く安全地帯に居たがります。少しでも足が着かないと「お母さん怖い怖い!」と叫びだします。3年生になり、生意気な口もきくのですが、この時ばかりは頼りにされ、母親大満足!!!ニヒニヒニヒ!砂遊びをしている子供を残し、サーフライダーで主人と少しこぎ出しました。それを見つけた
娘:「お父さんとお母さんの所へ行こう!」
息子:「ぼく怖い!」
娘:「N、お姉ちゃんの上に乗って!」
カメにまたがる浦島太郎のように、娘にまたがる息子でした。平泳ぎで泳ぎだした娘ですが、だんだん沈んできます。
「あなた、戻って!」
と笑いながらあわてた父と母でした。初めての海!!娘も息子も大喜びでした。9時から12時まで2人には十分でした。}