尾瀬のコース案内 
長野市に在住の知人からこのようなメールが届きましたので、その皆さんの参考になればと思い、返信を載せます。
メール
来週、尾瀬へ行く計画を立てました。少し遅いらしいですが、水芭蕉を見てその辺の湿原を散策してみたいのですが。
ただ尾瀬は初めてなのでお勧めコースとか何かアドバイスがあれば教えていただけませんか。6/6
返信
時期とすれば、尾瀬ヶ原の水芭蕉はやや遅いかもしれませんが、200メートル標高の高い尾瀬沼やさらに200m高い横田代湿原あたりなら、丁度良いかもしれません。
まず、日帰りか、尾瀬の中で一泊できるかでコース取りが変わります。
日帰りで、一番無難なコース(歩き疲れない)は、鳩待峠まで車で入り、山の鼻に下り、中田代あたりを回って元に戻るコースです。山道が好きで、結構歩っても大丈夫で沼が良ければ、大清水から三平峠を越えて沼を一周してくるコースです。このコースは、檜枝岐村から入れれば、沼山峠越えの方が楽です。しかし、日帰りで私が個人的に一番好きなのは、次のコースですが、やや普段から歩き慣れていないときついです。鳩待峠まで車で入り、横田代湿原を通ってアヤメ平にぬけ富士見峠で休憩し、竜宮におり、中田代、下田代を通って山の鼻に行き、鳩待峠に戻るコースです。このコースの素晴らしい点は、
1997初夏の尾瀬で書いたとおり、人に殆ど会わないので、木道に横になり、写真を撮ったり、ながめるたりしていられることで、静かな尾瀬の魅力を味わえるということと、標高差が600mあるので、季節がずれた花が楽しめるということ、それから、林の中の花(ムラサキヤシオツツジ、マイズルソウ、サンカヨウ等々)と湿原の花(ショウジョウバカマ、チクグルマ、イワカガミ等)が両方楽しめるということ、何しろ変化に富んでいるコースです。
尾瀬の中に一泊するとすれば、一般的なのは、戸倉に車を置き、鳩待峠から入り、山の鼻におり、原を縦断して、見晴らし十字路で一泊、次の日は尾瀬沼に出て、ぐるっと長蔵小屋の方を回って三平峠にぬけ、大清水に下りるコースです。
いずれにしろ、何時に尾瀬に入れて、何時に戻りたいのかでコース取りが変わってくるし、歩くばっかりよりは、ゆっくりのほうがよいか、山登りが好きか、どこから入るか等で、選択肢は色々です。どっちみち、尾瀬の全部を回ることは、一回では不可能ですから。
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