尾瀬  

☆1997年 6/27、28(金、土) 初夏の尾瀬

                (娘小6、息子小4)

尾瀬行きの計画

 娘との会話
量「金曜日から尾瀬に行くからね。」
娘「えっ、学校は?」
量「休むの。」
娘「うっそー、うそでしょ。」
量「ほんと。」
 というわけで、尾瀬に行く計画を立てる。娘も六年生で、家族で一緒に行けるのはこれが最後かもしれないという思いがあった。また、去年紅葉の尾瀬を歩いたが、初夏の花の咲き乱れるのも是非見せておきたいということで、胡瓜の交配の時期を少しずらせて、決行する。また、土曜の夜には10年ぶりに私の中学校の同級会でもあり、ちょうどよいタイミングだった。

鳩待峠〜横田代〜富士見小屋〜セン沢田代

 木曜日に学校と仕事が終わってから出発し、利根村の実家に泊まる。姪のK.Y.さんも一緒に、朝6時に出発。コースはずっと迷っていた。自分としては、どうしても通りたいコースがあったが、それは、子供にも妻にもハード過ぎるのではと思ったからだ。それで、鳩待峠まで車が入れて、天気が良かったらそのコース、天気が悪ければ大清水から入るということで計画する。台風が近づいていたが、その日の天気は持ちそうだった。7時に鳩待ち峠を出発。横田代に向かう。マイヅルソウ、コミヤマカタバミ、ミツバオウレンがきれい。期待していた、ムラサキヤシオツツジはすでに終わり。今年は、季節が10日以上進んでいるような感じ。ギンリョウソウも多く見つかる。横田代で終わりかけの水芭蕉がある。チングルマ、イワカガミ、タテヤマリンドウが絶好調。木道に横になり、写真を撮ったり、ながめる。このコースを好きな理由は、人に殆ど会わないので、このようにしていられることだ。ここでは静かな尾瀬の魅力を味わえる。富士見小屋に寄ると萩原始さん(片品北小時代の父兄)がおられた。何とマイクロウェーブまで送って下さるという。途中、尾瀬で一番最後まで水芭蕉が咲いているという所を見せていただく。まだ、きれいに咲いていた。白尾山を越え、セン沢田代に着く。昔セン沢田代から一ノ瀬に降りる道の交差点に当たる木道の残がいの上で昼食にする。ここは、是非木道を整備してもらいたい田代なのだが。ハクサンチドリを見つける。

皿伏山〜大清水平〜長蔵小屋

 皿伏山を越え、途中の小さな湿原を見ながら、大清水平に着く。ここは、11年前の6月23日に片品北小の尾瀬学習で来た時、あまりにもきれいなショウジョウバカマが咲き乱れていた所で、それが見たくて来たのだが、横田代でもそうだったが今回は完全に終わり。尾瀬沼に降り、ここでもギンリョウソウを多く見つける。幽霊のような全体が白い植物だが、これに似ている金色のシャクジョウソウはまだ一度も見たことがない。どこかに生えていないかと探すが見つからず。三平下を通って、長蔵小屋にたどり着く。アップダウンの多いコースを15.51km、よく歩った。

大江川湿原〜沼尻〜下田代〜中田代〜上田代〜鳩待峠

 翌日は、台風が近づいているということで天気が思わしくない。大江川湿原はツマトリソウが多く今年はどういうわけかコバイケイソウがやけに沢山咲いている。まだ6月なのにニッコウキスゲの明日にも咲きそうなつぼみがある。途中から雨がちになり、カッパを着る。沼尻から、下田代を通って竜宮に。雨の日は途中の休憩が楽しくできない。ギョウジャニンニクの花が咲いている。中田代から上田代にかけて、ツルコケモモ、アサヒランとトキソウが可憐さを競う。山ノ鼻小屋で昼食。何と、H.K.さん(お子さん二人を計3年担任した。以前はおじいちゃん夫婦が尾瀬におられ、ご本人夫婦は戸倉におられた)がいらっしゃり、今は交代されたという。いろいろとお世話になり、鳩待峠に向かう。途中、川上川の支流ヨセ沢を上から見下ろす地点で、とうとうキヌガサソウを発見する。以前、白砂田代と白砂乗越の間の坂で見つけたことがあったが、今回は見つからなかった。しかし、双眼鏡で見ていたらやや終わりかけだったが咲いていた。二日目、16.69kmを殆ど雨の中、無事歩き通す。

寿子のコメント

{昨年の尾瀬では、子供たちの着替えや靴を大人のリックに入れていたが、今年は、従兄弟のM(まあ)ちゃんとY(やす)君のリックをいただき、自分の荷物は自分で背負わせた。大きな荷物をしっかり背負い子供たち頑張る。夜は、Yちゃんといっしょに尾瀬花がるたをして、今日1日出会った花を確認。Yちゃんお世話様でした。萩原さんたちの暖かなお心にもふれ感謝するとともに、帰途の片品は、寂しさでいっぱいになりました。帰宅後、記念写真の中で、1枚ごとにただ一人疲れた顔になる寿子さん。日頃の運動不足を反省。でも、来年も行きたいな!}

 

    

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