令和元年11月3日               



1.はじめに

 今年で3年目となる名刹正受庵をお借りしての坐禅会は、山本老師及び土居理事長をはじめ参加者全員のご協力により、名実ともに充実したものとなりました。

 宗祖正受老人の心に接し、自らの菩提心を見つめ、正法に出会ったことに感謝する報恩坐禅会を行うという所期の目的が、首尾よく達成されたからだと思います。その概略を記します。


 

2.坐禅会レポート

 前年の反省の上に、日程・運営の改善すべき点を洗い出し、実行に移してきました。具体的には、
 @坐禅開始時刻を繰り下げたので、東京道場の方も1炷目から坐って頂けた、
 A差定の基本を維持しつつ柔軟に対応することで、円滑な運営ができた、
 B坐毎の役位の交代に補佐態勢を執ったことで、進行が促進された、
 C現場でその都度声掛けをしたので、ロスタイムを減らせた、
等が挙げられます。

 皆様の絶大なご協力があったことは論を待ちませんが、開催日が文化の日であり、文化にはその場所(正受庵)のもつ力がある事とも無縁ではないと思います。改めて、正受庵関係者・東京道場・長野禅会の皆様に感謝です。

  

              



 坐禅会終了後は、老師へのご慰労を兼ねて7名の有志で宿泊し、懇親会を行いました。本音のトークが飛び交い、有意義な高原の一夜となりました。
  







 また、山本老師と桐山主宰のご提唱も、ともに正受老人や白隠に関わりつつ、「正念相続」の「正念」に目覚め「相続」することの大切さと具現化とが熱っぽく語られ、参加者の心に届きました。今後の各自の更なる実践・菩薩道に繋がっていくように思います。

 放散茶礼では、斎藤さんの「女性の参加者を増やして欲しい」との発言をきっかけに、様々な意見やアイデアが出され、東京道場でも長野禅会でも引き続き検討し、会の展望を図っていくことになりました。


 

3.梅野記念絵画館で坐禅指導

 更に、翌日は東御市の梅野記念絵画館で行われた山本老師の坐禅指導に、計4名が同行しました。この会場では約20名の参加者が椅子坐禅を行っていました。

 なお、これに先立って佐久市の橘倉酒造「不重来」館で江戸時代から近・現代の学者・政治家・文人の書・画を鑑賞しました。各時代の一流人物(石橋湛山等)の作品に感動を覚えた、とのご報告を頂きました。(文責:鈴木・峰村)

      
  




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