長野禅会では、6回目の坐禅基礎講座を実施しました。これまでと同様に、「坐禅基礎講座」の講座名で、主催は開催会場であるサンライフ長野ですが、指導や講話等々の実質は長野禅会主導での開催です。以下、この講座概要をお知らせ致します。

1.講座の日程と内容(13:00〜15:30)
 (1)8月19日 桐山主宰の挨拶と坐禅の仕方の説明後に、すぐに坐禅1炷を行う。峰村教師が調身・調息・調心等について話した後、2炷の坐禅実習を行った。
 (2)8月26日 桐山主宰の一行三昧を含む坐禅への取組み姿勢やお経の唱え方等の講話を挟みつつ、3炷の坐禅を行った。参加者の質問にも丁寧に答えた。
 (3)9月 2 日 呼吸法等の確認の後、1炷の坐禅を行う。山本老師を迎え、坐禅や独参の後、初心者への配慮で腹式呼吸の具体的な仕方を含めた提唱を頂いた。

2.講座の概要
 (1)8月19日の参加者数は、本会会員を含めて15名であった。1炷の坐禅をしてから、調身・調息・調心等の話をした方が分かり易いのではないか考え、そのように行った。長野市民以外の方の参加もあり、熱心かつ落ち着いた雰囲気の中で坐禅が行われた。警策も体験してもらった。
 (2)8月26日の参加者数は、10名であった。参加者数はやや減ったが、2回目という事で一層の落着きの中で3炷の坐禅を行った。桐山主宰のお話は、参加者の眠気への対処を含め、坐禅に集中すること、坐禅三昧になることを綿密に話して頂いた。初心者にも、禅会の本道である坐禅三昧を体験してもらえる様にした。
 (3)9月4日の参加者数は16名であった。この日の講座は禅会の9月定例禅会も兼ねていたので、山本老師のご提唱もあり、一層充実したものになった。ご提唱では、初心者のために、オランダでの禅会の様子や腹式呼吸の具体的な仕方―横臥して手を腹にあてて呼吸を実感する―を示され、これを3か月続けて欲しいと極めて実践的効果的なお話しで結ばれ、充実した講座となった。

3.所感
 参加者は、坐禅に対し熱心で前向きな方が多く、坐相にも表れていました。今年も、白隠ゆかりの飯山の正受庵を会場に、11月4日に一日坐禅会を予定しています。東京道場の方々は無論のこと、この基礎講座に参加された方々にも、是非参加して頂くことを願っています。    (文責:鈴木)









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