<<平成20年5月定例禅会>> 参加者:11名 会場:サンライフ長野
 3月に逆戻りしたような寒さの5月の午後、加単者11名での坐禅会となった。今回の特記事項は、
 ①転勤により長野を離れ、5年程加単していなかったKさんが長野に戻って来て加単され、懐かしき再会を果たしたこと。
 ②会場「サンライフ長野」を別のことで利用されていたNさんが、この坐禅会のことを知り、初参加されたことである。
 坐禅後、「座右の銘集(その2)」を資料として「講話」が行われた。「念ずれば花開く」、「一輪の花にも 無限の愛をそそいでいこう」(坂村真珉)、「1日作さざれば 1日食らわず」(百丈禅師)などについて、桐山主宰に講話をしていただいた。 「茶礼」に移って、会員のKさんから、茶菓として「ベルギー」旅行土産のチョコレートを差し入れていただいたことから、話題は「旅行」に集中することとなった。Sさん発言の「旅に行って、持って帰れるものは、持っていったものだけである」や、哲学者三木 清の「旅において出会うのは、常に自己自身である」、そしてYさん発言の「限りある身の我々(高齢者)には、旅に出る余裕はない、日常生活が旅そのものであり、大事である」などがあり、「旅と人生」について掘下げ、そして思い巡らせたひと時を一同で共有し、お開きとした。


<<平成20年6月定例禅会:無得龍廣老師出講>> 参加者:10名 会場:サンライフ長野
 前日までの涼しさとは打って変わって、6月らしい暑さが戻った長野で、老師出講の坐禅会を行いました。 ご提唱は、毒語心経の「故説般若波羅蜜多呪」の一節です。ご提唱のなかで老師から、「伝統・文化遺産」を守る大切さについて、米国ロスで、美術品を守るため個人で財団を起こして美術館を作り、無料で一般公開している例を題材として、話していただきました。そういえば「能」、「狂言」などの伝統芸能なども、これを途絶えないように代々受け継ぎ、守ることは、大変厳しいものである、という話を聞いたことがあります。思えば、人間が万物の霊長たる所以は、「伝統・文化遺産が有り、継承出来る」ことにあるのかもしれない。 坐禅会終了後は、近くのレストランで老師を囲んでの軽食&ティータイムを持ち、解散となりました。


<<平成20年7月定例禅会>> 参加者:6名 会場:サンライフ長野
 今年になっての最高気温33度を記録した長野で、加単者6名での坐禅会が始まった。外は暑いが館内は冷房の恩恵に与り、「夏に涼風あり・・」の気分を味わいながら、3炷坐を行った。 坐禅和讃の後、講話兼茶話会となり、「座右の銘集(その3)」が配布された。また、桐山さんから自家栽培の杏(ハーコット)と胡瓜の差し入れがあり、一同で美味しくいただいた。 講話では、
 ①坐禅の心得で大切なのは「上虚下実」であり、肩、胸などの上半身は緊張したり、力を入れたりせずに「虚」の状態であり、下腹、腰などの下半身は充実した「実」の状態であること。
 ②読経することは、人間の健康・生命維持を司る「間脳」へ良い刺激を与えて覚醒させるので、健康に役立つこと。
 などの話をしていただいた。「座右の銘集」にあった、「ゆっくり一息(休憩)なんてことは、90歳になってやることだ! 甘ったれるな! 喝―っ」の一節に、自らの「間脳」を刺激しつつ坐禅会を終了した。

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