■全身周天までの修行
武息
西野流呼吸法の西野先生の対気を見て自分も西野先生のようなパワーを持ちたい、と憧れてインターネットでヤフーで「気功」で検索したらその頃天野さんのページが仙道のページなのだが、気功でも検索できた。それで天野さんのホームページを紙にプリントアウトした。
それと若い頃から取ってあった高藤さんの「仙人になる法」等を見て呼吸法をやることにした。
呼吸法も最初調息を一日一時間を2週間してそれで一日1時間の武息をしようと思ったが、調息をしたのは2日だけであとは武息を一日1時間するようにした。
一日一時間の武息は結構きつい、と思います。
一時間の途中でトイレに行かないでよいように最初にトイレに行っておく、とも本に書いてあるが、最初にトイレに行っても途中2度も3度もトイレに行きたくなることがあった。それは大の方である。
トイレに行きたくなった時は我慢せず2度でも3度でもトイレに行った。
武息の長さは吸気、停気、吐気の時間の割合を15、30、10にするのがいい、とも本に書いてあったが、私の場合、武息はスー、スー、スーと吸えるだけ息を吸い我慢できるだけ息を止めそれでスー、スー、スーという感じで息を吐けるだけ吐く、ということを1時間繰り返した。
毎日1時間の武息はとてもきつかった。私は時計を集めるのが趣味だから自分の一番気に入った時計を見ては1時間にならないかやっていた。
それと本には午前中が生の気で午後が死の気で呼吸法は午前中するのがいい、と書いてあったが、午前中武息をするにしても武息はとてもきつい呼吸法で午前中はまだ頭がさめていなくてなかなか午前中1時間の武息をする、ということができなかった。私は武息を7ヶ月半やったが殆どの日は午後やっていた。午前中1時間の武息はなかなかできなかった。
小周天
武息を始めて2、3ヶ月で武息をしている時丹田が熱くなったことがあったが、空車を回すということにはなってはいけないと思い、そのまま一日一時間の武息を続けた。なんだかんだで7ヶ月半武息を続けた。
人にメールで聞いても小周天やってもいいのではないか、と言われたので小周天やってみた。小周天をやってみると3日で小周天ができた。
3日というのは一日目は腰で終わり二日目は頭まで行き三日で一周した、と言った感じだった。
それから高藤さんの本によると丹田とか背中とか頭、みぞおちではは文息であとは武息で移動させる、とのことだったが私は最初から武息で移動はうまくいかず最初から文息ですべてやった。
体の変化
小周天を毎日やっていると体にどんな変化が現れるのだろうか、あるいは小周天をしている時どんな変化があるのだろうか。
私は小周天になり毎日小周天を繰り返し、小周天ができて2か月後足や手に陽気を送り全身周天をするようになった。毎日小周天をして右足、左足それで腰の周りを回して右手、左手に陽気を送って足も手も5分ずつ温養する、それで丹田で10分温養する、ということをすることにした。
小周天ができて半年後のある日小周天で頭からみぞおちそして丹田に下ろし丹田で温養している時、丹田で重厚な温かさを感じた。丹田での重厚な温かさはその後度々感じて今では毎日丹田で重厚な温かさを感じている。
小周天ができて1年後くらいに目の前に光が見えるようになった。光の色は最初は白か金でそのうちある日青い光が見えた。青い光はたとえて言えばガスの炎のような感じで青い色がすごく綺麗で初めて青い光が見えた日は20秒くらい見えていた。
今は白とか金はしょっちゅう見えるし、青は時々である。また今では白、金、青以外緑の光が見えることがある。
体の変化と言えば、今では小周天、とか全身周天している時以外時々丹田がすごく熱くなることがある。丹田が何もしていないのに熱くなるのは午後である。
私の修行法
私は殆ど毎日1時間20分の全身周天をしている。
1時間20分即ち80分の内訳(温養即ち体のある部分に意識を置く時間)は、初めから言いますと丹田5分、背中の真ん中5分、頭15分、みぞおち5分、丹田20分、右足5分、左足5分、それで腰を周りを3周くらいさせて右手5分、左手5分、それで丹田で10分、これで1時間20分(80分)かかる。
私は小周天をするには全身周天をするにも最初は左手にはめた腕時計を時々目を開けて見ていた。そのうちテープレコーダーに録音しておけば目を開けて腕時計を見なくてもいい、と思った。
カセットテープを使うとしても80分録音できるテープというのは普通ない。普通は120分テープで片面60分である。だが120分テープって薄くてすぐ壊れてしまう。それで90分テープを使い45分たったら裏返すようにしていた。
だがカセットテープをいつも同じ位置で裏返すようにしていたらテープは動かなくなってしまった。動かなくなったというのは再生も早送りも巻き戻しもできなくなってしまった。
そこでカセットテープの次に考えたのがMDによる方法だった。MDって74分のものがあり自分の修行の80分には74分では少したりないが70分して残り10分はデジタル時計のタイマー機能を使ってやっていた。
そのうち80分のMDがあることを知り、80分のMDを使えば最初から最後まで目を開けずにできる。
80分のMDに録音してある文言は次の通りである。次の言葉を5分おきに録音している。
小周天開始(この時丹田で温養する)→背中に持っていく→頭に持っていく→頭5分経過→頭10分経過→みぞおちへ持っていく→丹田に持っていく→丹田5分経過→丹田10分経過→丹田15分経過→右足に持っていく→左足に持っていく→腰の周り一周させて右手に持っていく→左手に持っていく→丹田に持っていく→丹田5分経過→全身周天終わり
ラジカセでこの文言を録音したMDを聞いて毎日仙道修行をしている。
毎日の行
私は仙道修行の他、ヨガの体操、塩谷式の呼吸法、20分の瞑想をしているがどんなに時間がなくても必ずやろうと思っているのが仙道の小周天である。仙道の行も1時間20分かかるが最後の丹田での温養時間がなければ5分ということもあるし、その5分もやらないこともある。
また手での温養はやらないこともあるいは足もやらず小周天のみ、ということもある。その小周天も最後丹田で20分やらずに15分という日もある。
だが私は時間がある限り1日1時間20分の全身周天を心掛けている。
私は小周天ができるようになって一度も小周天をしなかった日は今のところない。
武息をした7ヶ月半の間全く武息をしなかった日が一日だけあった。また武息を20分という日があっただけであとは必ず一日1時間の武息はした。
武息を全くしなかった日とは、その日私が東京へ行って外泊して夜ホテルで武息をしようと思ったがやる気にならずさぼってしまった日があった。
あるいは一日20分という日はその日も東京へ行って家に帰って来て1時間の武息をしようとしていたら、その時村長の選挙があり無投票で当選が決まったから当選祝いに来てくれと言われ武息は20分しかしていなかったが、中止して村長の当選祝いに行った、ということがあった。
これまで小周天になってから一日も欠かさずに仙道修行ができたのも、小周天、全身周天が電車の中、喫茶店、マクドナルドなどでできるからだと思う。
武息が出来ない日があったのは武息を電車の中や喫茶店等人の前でやるわけにはいかない。だが小周天になれば電車の中や喫茶店でも仙道修行はできる。
私としては自分の家で冠婚葬祭でどうしてもという日以外はこれからも仙道修行だけは必ずやっていきたい、と思っている。
高藤本
私は高藤聡一郎氏の仙人入門等の本を繰り返し読む、ということをしている。
私は高藤さんの学研の「秘法・超能力仙道入門」大陸書房の「仙人入門」「仙人になる法」「仙人不老不死学」「現代中国の仙人」たま出版の「悠なる虚空への道」「仙人瞑想法」以上の本を持っているが、これらの本を繰り返し繰り返し読んでいる。
キリスト教徒がバイブル(聖書)を毎日少しずつ読むように私は高藤本を繰り返し繰り返し読んでいる。高藤本は何十回何百回読んでも飽きない。
仙人になる方法
1997年だか1998年頃テレビで日本の二人のお笑いタレントが中国へ仙人に会いに行くという企画の番組をテレビで放送した。二人が中国に着いて「どこへ行けば仙人に会えますか」と人に聞いても知っている人はいない。
それで上海の食堂で「黄山に行けば仙人に会えるのではないか」と言われ黄山へ行ってみることにした。
長時間電車を乗り継ぎ黄山についてみると黄山は4万段の石段のある山だった。確か4万段の石段は一日では登れず一泊したように記憶している。その黄山のお寺の管長の人に「どうしたら仙人になれますか」と聞くとその人は「仙人にはどうすればなれるか分からないが、良い事を多くし健康に気を付け長生きするようにしてそして常に勉強することだ」と言っていた。
これでいいか
自分の仙道修行は別に先生についてやっている訳ではないので自分の修行法がこれでいいか、ということが分からない。だがこれでいいんではないか、というものは感じることができる。
これでいいいんではないか、と感じるものとは時々目の前に見える光である。光の色が変化してきていて自分の修行も進歩してきている、と思っている。
また光以外でも丹田が時々うんと熱くなる時がある。これも進歩している、という体からのメッセージだと思います。
武息苦しい
仙道のホームページを見ているとたまに一日一時間の武息なんかとても苦しくてできません、と書く人がいる。確かに私がやっても一日一時間の武息は苦しく午前中はなかなかできなかった。だが仙道修行をして究極に得られること、小周天を続けて得られることを考えると1日1時間の武息耐えるべきである。一日一時間の武息も永遠に続く訳ではなくせいぜい半年くらいである。宗教の本当の難行苦行に比べれば一日一時間の武息なんて甘い方ではないか、と思う。
小周天になるには
仙道では小周天になる、というのが一つのハードルではないか、と思います。高藤さんの本を見ると小周天になるには気を感じるようになったり、精力のつくものを食べる、等のことを書いてありますが、私の経験では小周天になるには一番は一日一時間の武息を毎日3ヶ月から半年するべきだと思います。
私も7ヶ月半武息をほぼ毎日かかさずやりそれ以外のことは殆どしないで小周天になりました。
修行の時の体位
ヨガは瞑想の時の姿勢とか体位がうるさいが仙道は自由と高藤本にある。結跏趺坐、あぐら、正座、椅子に座る、立つ、あるいは寝てやってもいいとのこと。私の場合武息の時は立ってやり小周天になったら椅子に座ってやっている。
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